絵が上手いですねー!って言われるのに、なんだか評価されない気がする……どうして?

絵が上手いですね以外の評価がこない上達するために

絵が上手いのに評価が低い。

ネットでイラストを見ていると、そういう悩みを呟いている人を結構目にします。

「イイネとブクマがほとんどもらえない」

こんな感じの嘆きが目にとまる事も多いのですが、でも、なぜそんな風に感じてしまうんだろう? とふと疑問に思いました。

なので、今回はそのことについて考えてみようと思います。

(2020.4/記事全体を大幅にリライトしました)

 

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絵が上手いにも種類があるんだと思う。

突然ですが、絵を描いても上手いですねーっていう評価だけで、その先が無いー! って言ってる人、結構多いよね。
確かに多いよね。
まぁそもそも、そう言ってもらえる機会が滅多に無い自分らには、余り関係無い話ではありますが。
それを言われると…………うぅ……。
それはさておき。じゃあ何で、絵が上手いですね以外の感想が来ないっていう嘆きがあるんだろうって、疑問に思うわけですよ。と言うわけで、その理由をこんな風に考えてみました。
その考えとは?
思うに、上手い絵というのには種類があるんだと思うわけですよ。
種類? 一体どんな種類があるの?
うん。単純に分けて、技術タイプか魅力タイプかって感じなんだけど、それは次で説明するです。

 

上手い絵とは、技術スキルが高い絵のことだよ。

まず、上手いですねという感想で終わってしまう絵について説明するです。
はい。
このタイプの絵は多分、技術スキルが高い絵なんだと思うのですよ。
技術スキルが高い絵?
そうそう。技術スキルが高いタイプの絵。
それって、とても綺麗な絵とかそういう感じのものなのかな?
うん。そういう感じ。
でも、そう言う絵の感想って、本当に「上手いですね」だけだったりするの?
うーん……もちろん、そうじゃない場合もあると思うけど、多分一番初めに出てくる言葉は「上手いですね」だったりするのかなと思ったりするですよ。というか、自分があんまり感想伝えるの上手くないから、それ以外の言葉が出てこないってのもあるんだけども。
でも、どうしてその言葉しか出てこないって感じるの?
そこなんだけど、多分、真っ先に目が行くところが絵の描き方だったり仕上げ方だったりするんじゃ無いかなと思うんだ。
と言うと?
上手いという評価だけで終わってしまう絵って、キャラクターやなんだか妙に気になるんだよねコレって感じのものよりも、まず絵を描く人の目線で絵を見てしまうのかなって思うんだ。
「あっ! この描き方カッコいいな」とか、「この仕上げ方綺麗だからどうやっているんだろう?」みたいに、感情よりも先に技術面が興味のフックに引っかかりやすいんじゃないかなって思うんだよね。
成る程。確かにそう考えると、上手いですねが一番先に言葉として出てくるのは自然なのかもしれないね。じゃあ、魅力タイプの絵ってどんな絵なの?

 

魅力的な絵とは、いろんな人に気に入られる絵のことだよ。

魅力タイプの絵っていうのは、色んな人が「好きー!」っていってくれる絵だと思うですよ。
それは、上手い絵とは違うの?
もちろん上手い絵も含まれるけど、これは技術的に上手いと思えない絵も含まれるんじゃないかなって。
ツイッターやPixivでイイネをいっぱい貰えているのは何でだろう? って感じる絵も含まれるってこと?
そうです。まさにソレ。
こう言う絵って、技術的にはまだ伸びしろがある状態なんだけど、人の好みを上手くキャッチして感覚的に好みのフックに引っかかっている状態なんだと思うのであります。
技術面よりも感覚が先に来るから、感想が好きっていう感情が初めに来るってこと?
そう言うことです。
多分、個性が光る絵みたいなのがこのタイプに当てはまるんじゃ無いかなって思うのな。
だから、あの人に比べてあんまり上手い絵じゃ無いけどって思う絵でも反応は良いし、下手な事がデメリットにならない場合もあったりするのかなって。

 

それって、上手いと魅力が別の物ってことですか?

と言うことは、上手いと魅力は別にあるってこと?
うん。
上手い絵は魅力が感じられない……とは違うんだよね?
違う。でも、上手い絵と上手い+魅力がある絵は別物だと思うのです。
何となく分かるような、分からないような。
うん。上手い下手を判断するなら単純に技術面を見れば良いだけなんだけど、魅力的だなって感じる部分は見る側の好みが大きく関わってくるじゃん?
もしかして、好みが合う絵は感想が言いやすいけど、好みがずれると感想が言いにくくなるってことかな?

好みによって変わる評価

少し違う気がするけど、大体そんな感じであります。
例えば、物凄く自分が好きな絵って、「とにかく好きだー!!」って感情が全面的に出てしまうから、伝えたい感想は「好きです! もう、この辺が最高です! この絵が見れて幸せです!!」って感じになったりするけど、好みがズレちゃってる絵とかだとどうしても、「とっても上手いですね! この部分とか書き込みが綺麗で凄いです!」みたいな感じの言い方になったりすること有るじゃないですか。
感想を言うときに無難なものを探して選択するって感覚に近いってことかな?
どうなんだろう?もしかしたら、そうかも知れないしちょっと違うかも知れないし。
ただ、感覚的に絵の印象をつかめなかった場合、技術面でコメントするしかないのかなと思ったりはするのだよ。
だって、アナタの絵は私の好みとはあいませんって、面と向かって言うわけにもいかないじゃん。
成る程ね。それは確かにその通りだね。
違う言い方をすれば、好みが上手くマッチしてくれれば、多少形が歪んでいたりしても好きな絵だなって思ってもらえるってことだよね。
うん。技術的にはまだまだ上手くなるんだろうなって思うけど、凄くカッコイイ絵とかいっぱいあるもんね。
そうなのです。そう言う絵は、将来的にどう化けるのかっていうのも併せて楽しめるから、余計気になったりする事も多いんだと思うんだ。

 

技術自体が未熟でも、グループに属することで評価してもらえる事もある。

ところで……。ツイッターとかPixivとかでいっぱい評価してもらえる人の中には、「ん?」って思ってしまうという絵も結構あったりするよね。
そうなんだよね。
あれって、フォロワー同士で評価してもらっている状態ってことかなぁって思うんだけど……。
いわゆる絵描きの互助会ってやつだね。
その互助会っていうのも、評価を貰う事を目的とするなら必要だったりするのかも知れないなって。
うーん……でも、それって上達の面で見る場合はあんまり良くないのでは?
うん。でも、反応して欲しいという気持ちが、絵を描きたいという欲求より強いのなら、そういうグループに所属することで、思った以上の反応を得ることは出来ると思うのですよ。
ジャンル補正フォロワーと沢山繋がりたいタグみたいな?
ソレもあるし、フォロワー同士が相互で評価しあうことによって、誰からも反応をもらえないと言う状況を回避することは出来るじゃん。
でも、それって、本当に上手いとか、好きだとかそう言う感情があってするものなの?
時と場合に寄るんじゃ無いかな? 義理でイイネをすることもあるし、本当に好きでイイネをすることもあるだろうし。
うーん……。
ただ、目的の比重がどこにあるかによっては、実に効率が良い方法だとは思ってるよ。そこで満足出来るか出来ないかは本人次第だとは思うけど。
それをメリットと取るか、デメリットと取るかは利用する人が決めれば良いってことなのね。
そう言うことです。

 

相手を惹き付けるイラストを描くために必要なのは、技術だけというわけでは無い。

じゃあさ、魅力的なイラストを描くにはどうすれば良いの?
これについては具体的な答えは無いと思ってる。
何故?
だって、人の数だけ好みがたくさん存在しているじゃないですか。だから、一人一人の好みを分析して仕上げるなんて中々難しいよね。
そうだね。
ただ、好まれる絵のパターンというものは存在してるから、それが分かればある程度は反応を引き出すことは可能だと思うよ。
分かりやすい例ならジャンル的なものだね。
そうそう。ジャンルもそうだし、作品のカテゴリによっても好みって大体パターンがあったりするよね。

・アニメベースのイラストが好きだと感じる人のグループ。
・リアルタッチの絵が好きだと感じる人のグループ。
・美しいと感じるタッチが好きだと感じる人のグループ。
・勢いのある絵が好きだと感じる人のグループ。

中には、ちょっと気持ち悪い表現が好みだと思う人のグループがあったり、背景や機械などと言った無機物に魅力を感じている人のグループがあったりとかね。

自分がどのタイプの絵を描きたいのかが分かれば、どういう好みの人から反応をもらえるかが予測出来るって感じになるのかな?
そうだと思う。全てをオールマイティにこなすことは、描き始めた人にとって難易度が高いけど、一つのグループに特化してスキル上げを行えば、そのハードルはぐんと下がるはずだしね。
器用な人だと全部出来ちゃうんだろうけど、そうじゃない場合は自分の得意とする事を前に出して、好きって言ってくれる人を探した方が嬉しいこともあるって感じだね。

 

まとめ。

というわけで、この話のまとめだけど、上手いという評価だけしか来ない場合って、もしかしたら絵の上手さ=技術になってしまっているのかも。
でも、反応を返す側としては、好みで絵の善し悪しを判断することが多いって事だよね。
そうなってくると、見てくれる人の好みに興味を引っかかるためには、技術だけじゃなくて、そこに+αを付ける必要があるって事になるよね。
それか、その人にしか描けないっていうインパクトがあれば、良い反応に繋がるって事もあるね。
うん。だから、自分の絵を自分で客観的に見て、どういったジャンルに特化しているのか、どういう人になら好きだよって言ってもらえそうなのかを自己分析して理解する必要があるんだと。個人的にはそう思いました。
そうだね。もしかしたら、そうなのかも知れないね。

というわけで、今回の記事のポイントはこんな感じになりました。

・評価は観てくれる人の好みによって変わってくる。
・同じ趣味の仲間と盛り上がることが出来れば、反応が返って来やすいこともある。
・まずは自分の得意分野を伸ばすといいかも! 
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