絵を描いてると、「絵が上手い人っていいよなぁ……」って思う事ありませんか?でも、この羨ましいって気持ち、上手く付き合っていくのが中々難しいと感じることがあったりします。
今日は、羨ましいって気持ちが強すぎると、絵を描くのがしんどいって感じるかもということについて、考えてみようかと思います。
クラスに一人は居るかもしれない、絵がやたらと上手いヤツ。
突然だけど、クラスに一人くらいは居るかも知れない、絵がやたらと上手いヤツ。そう言うヤツを見てると羨ましいな!って思うなんて事、ありませんか?
え?どう言うこと?
いや、ね。そいう言えば、絵が上手くなりてぇ!!って思い始めたのっていつ頃だろうって考えてみたら、友達にすごい絵が上手い人が居たなぁって思ってさ。
うーん。どうだろう?居たような気もするけど、あんまり意識したこと無いかも。
そっかー。自分は結構意識してしまう事が多かったなぁとふと思い出したのです。
ナカさんの周りは絵が上手い人がいっぱい居たの?
いっぱいというわけでは無いけど、一番仲が良くなる友達は、みんな絵が上手かったなぁ……。はぁ……。
なぜそこで落ち込んじゃうの!?
いやぁ……ずっと下手クソだったんだなぁって改めて再確認してへこたれただけ。でも、考えてみれば、そんな友人のことをずっと良いなって思ってたのかなと思いました。憧れてたんだろうね、上手い絵が描けるっていうことに。
絵が上手くなりたい!と思うきっかけは、もしかしたら上手い人への憧れ?
周りに上手い人が居たりすると、やっぱどうしても自分の絵と相手の絵を比較してしまうんだよなぁ。でも、そのお陰か、絵が上手くなりたいっていう気持ちばっかりが強くなってしまったんだけど。
下手で満足するより全然良いよ。上手くなれるのは良いことだって。
それはそうなんだけどもさぁ。と言うわけで。そんな自分の経験を改めて見直してみたのですが、「絵を描いてみようかな〜」とか「頑張って絵を描いてますって」人って、「あの人みたいな絵が描けるようになりたい!」とか、「あんな風にイイネをいっぱいもらいたい!」って考えてるのかなって思ってきましたよ。
絵に関しては分からないけど、こんなマンガを描いてみたいっていう憧れは確かにあるよ。すごく好きな漫画家さんが居るんだけど、私もあんな風に描けるようになりたーい!!
自分も同じ、同じ。で、憧れの対象についてなんだけど、例えば
・友達が可愛い絵を描いていた。
・雑誌とかでキレイな絵を見た。
・漫画を読んででカッコイイ絵に憧れた。
・雑誌とかでキレイな絵を見た。
・漫画を読んででカッコイイ絵に憧れた。
って感じで「あっ!これいいな。こう言うのが描けたらステキだろうな!」って思うと憧れに繋がるじゃないですか。
まぁ、見るだけで満足ですってなるときもあるけど、描けるようになりたい!って思うことも有るわけで。
上手い絵を見ていいなーって思ったから絵を描きたくなったていう人、結構居たりするのかな?それとも、自分だけなんだろうか。
まぁ、見るだけで満足ですってなるときもあるけど、描けるようになりたい!って思うことも有るわけで。
上手い絵を見ていいなーって思ったから絵を描きたくなったていう人、結構居たりするのかな?それとも、自分だけなんだろうか。
それはナカさんだけじゃないと思う。私はマンガだったけど同じように思ったし。ただ、実際に描いてみると、こんなはずじゃなかったってなることがかなり多いんだけどね。
理想と現実の壁は高くてぶ厚い。こともある。
それは理想と現実の違いってやつとみた!
そうなの。模写なら上手く描けるんだよ。でも、じゃあコレを自分の絵として描こうとすると、全然ダメなんだよ。模写なら描けるのにどうしてってなっちゃう。
ある程度絵が描けるようになってくると、憧れてる人と同じレベルではなくても、少しくらいは自分の思ったとおりに描けるようになってるって思ったりするじゃないですか。
でも、実際描いたものを見て貰うと思ったより反応が無かったり、仕上がったものを見てこれじゃないってなるってことは、理想と現実にギャップがあるからなのかもしれないね。
でも、実際描いたものを見て貰うと思ったより反応が無かったり、仕上がったものを見てこれじゃないってなるってことは、理想と現実にギャップがあるからなのかもしれないね。
自分の中ではこれくらいレベルアップをしているハズって思うんだけど、実際はそれよりもずっと下のレベルだったって落ち込むことはかなり多いね。
理想を高く設定しているつもりがないとしても、やっぱり現実とのギャップは大きいことは結構ある。
理想を高く設定しているつもりがないとしても、やっぱり現実とのギャップは大きいことは結構ある。
でもさ、自分が思っていた理想と目の前の現実に大きな差があるからと言って、これっぽっちも上達していないワケじゃ無いってこともあるよ。
一応は、少しずつスキルアップは出来ていることもあるね。私も大分絵が変わってきたし。
絵を描ける=注目されるって感じない?
話は変わるけど、じゃあなんで、絵が描ける人に対して、強い憧れが出てくるんだろう?って思ったりするんだけど、どう思います?
描いたものを読んでもらえるし、それに感想とかもらえたら物凄く嬉しいからかな?
それはある。確かに、誰かに見てもらえたり反応を貰えるとモチベーションもテンションも上がるね。
でもさ、こんな風に感じることもありませんか?素敵な絵を描く人の周りには、いろんな人が集まっていたり、たくさんコメントをもらっていたりするなぁ…って。
ツイッターとかだと、確かに交流が多いイメージはあるね。
もちろん、そういうなれ合いを好まないで、ストイックに絵を描いてる人も居るんだけど、SNSとかは距離が近いじゃん?フォロワー同士の交流が頻繁なんだなぁって感じる事が多いよね。
と言うことはさ、絵が描ける人は描けない人に比べて、交流が活発で、声を掛けてもらう頻度も高い気がするって思うし、そういうのを見て、「あっ。いいな」って思う時もあったりするんだよ。
と言うことはさ、絵が描ける人は描けない人に比べて、交流が活発で、声を掛けてもらう頻度も高い気がするって思うし、そういうのを見て、「あっ。いいな」って思う時もあったりするんだよ。
でも、SNSは疲れちゃうこともあるよ。
疲れることはあるけど、今その話は横に置いておきます。じゃないと話が進まないのだよ。
絵が上手く描ければ自分も注目して貰えるんだな!って思いたくなる気持ち。
で、さっきの話の続きだけど、ツイッターやSNSでいっぱいコメントが貰えたり感想を言って貰ったりしてる人を見ると、絵が上手く描ける=注目して貰えるのかなって感じる事があるんだけど、それってつまり、絵が上手くなれれば人気者になれるのでは?と思ったりしてきませんか?自分はそんな風に思った事ある。
確かにそんな感じに思っちゃうかも。
絵が上手くなれば人気者になれるんじゃ無いかって思ってしまうのは、人が羨ましいと思う事が出来れば、自分も注目してもらえると感じるからなのかなーって思うんだ。これはどんなことでも当てはまると思うんだけど、今回は絵を描くという部分に注目して話を進めていくですよ。
ナカさんの言う通り、上手い絵って目を惹くし、描いてる人とお話出来ると嬉しいって感じるから、そう思っちゃう可能性はあるかも知れないね。
そうなんだ。ところが、絵って単純に描くだけなら誰にだってできるんだよね。「へのへのもへじ」を使って顔を描くのも、絵を描くという事には変わらないワケだし。
でもさ、絵を上手く描くことは、誰にでも簡単に出来ることじゃないんだよね。
凄い芸術的なへのへのもへじだったら反応はして貰えるんだと思うけど、ただのへのへのもへじだと難しいよね。でも、凄い芸術的なへのへのもへじなんて、簡単に描けないよー。
そうなんだよ!なんとなく図形を並べればOKというわけではないし、ただ線を殴り書きしただけのものだったら「何だコレ?」ってなるじゃん。もし自分がそれを見せられたら、何の絵なのかが分からないから、ワケワカンネって思うんじゃないかなって。
何が描いてあるのか分かりにくい絵は反応に困る。だから感想は言いにくいって感じちゃう。
てことは、描いた絵に説得力があったり、描いた絵に魅力があるほうが好感は自然と高くなるって事だよね。
そういう絵を描ける人は、周りから一目置かれてるし、色んな人の憧れ的な存在になるって事だ。じゃあさ、「絵が上手く描けると注目して貰える」という考えは、間違いじゃないって事になるよね。
そういう絵を描ける人は、周りから一目置かれてるし、色んな人の憧れ的な存在になるって事だ。じゃあさ、「絵が上手く描けると注目して貰える」という考えは、間違いじゃないって事になるよね。
あああああ!うらやましー!!何であの人はこんなに人気者なんだよ!!
誰だって貰う反応は好評価のほうが良いのであります。貶されるよりは褒められる方が嬉しいからね。だから、あんな風に言って貰いたいなぁ、イイネをしてもらいたいなぁってぼんやり思ってしまうんだろうけど、いざ自分が絵を描いてみたとして現実はー…………
そうじゃないことの方が多いね。
そうなのだ。いっぱい反応を貰える絵を描いている人と自分は違うんだから、憧れの人と同じように反応が貰えるワケじゃ無いっていうのが現実なんだよ。たださ、これが職業としてのプロの人だったら手が届かないから仕方ないって思うけど、友達だったり家族だったりしたらどう感じるんだろう?
何であの人は上手いのに、自分はそうじゃないんだろうって思ったりするって事かな?
そこです!
描き始めたタイミングが一緒で同じように絵が上手く無かったのに、相手はあっという間に上手くなってしまって、自分はずっと描き始めた頃のまま止まってる。とかだと、「何であの人が……」って思う気持ちは物凄く強くなったりするかも。まぁ、要は嫉妬ってヤツですよ。
正直悔しいって感じるし、どうして?自分は上手くならないんだろうって思っちゃうよね。頑張れば頑張るほど、そう言う気持ちは強くなっちゃうっていうのは分かる気がする。
でもさ、実はこの相手が羨ましいっていう気持ちが、自分の上達の足を引っ張っているんじゃないのか?と、最近思ったのです。自分は。
人をうらやみすぎることが、自己評価を下げる事につながっているのかも
え?でも、そう言う気持ちって仕方無いものじゃない?あっと言う間に上手くなっちゃう人を見てると、どうしても羨ましいって思っちゃうよね。
ああ。うん。羨ましいって思うこと自体はそれで良いと思うよ。問題は、その気持ちが拗れてしまった場合なのです。
気持ちが拗れるってことは、相手と自分を比べて落ち込むだけで終わりじゃないってこと?
うん。やっぱりさ、悔しいなっていう気持ちって、気にしないって思っていても心の何処かでは引っかかっていたりすることってあるじゃないですか。
その悔しさをバネに頑張ったり、「よーし!自分もあんな風に上手くなるため頑張るぞー!」ってプラスに気持ちを持って行けるんならそれで良いんだけど、人によってはコレだけ自分は頑張ってるのに何で?ってなったりする場合もあるじゃないですか。
その悔しさをバネに頑張ったり、「よーし!自分もあんな風に上手くなるため頑張るぞー!」ってプラスに気持ちを持って行けるんならそれで良いんだけど、人によってはコレだけ自分は頑張ってるのに何で?ってなったりする場合もあるじゃないですか。
そんな状態で絵を描き続けていると、「いつまで経っても上達しないし、自分には才能がないのかも」や、「あの人は元々絵が上手いんだ!だから苦労しないでもすごい絵が描けるんだよ!」っていう考えが、頭を出したり引っ込めたりしてきたりしない?
そりゃあ、ちょっとは思ったりするけど……
何て言うかさ、「あの人は元々絵が上手いんだ!」って思っても、あの人と自分は違うのだから当たり前だし、「苦労しないでもすごい絵が描けるんだよ!」は、見えないところで苦労している時間があったりするじゃないですか。
そうなんだろうね。
でも、そう言うのって気持ちがマイナスに向かってしまうと、どうしても見えなくなりがちになったりするよね。確かに、人によっては本当に元々の天性でものすごい作品を作る人も居ますが、殆どの人は、苦労を見せないだけで同じように苦労を重ねた結果、今の技術や評価がある人だと自分は思うんだ。
そう言う人だってもちろん、他人を羨んだり、自分の進歩に落ち込んだりを繰り返してきてると思うよ。
じゃあ、なぜそう言う人達が、あっという間に上手くなっていったのかというと、自分の現状を自分できちんと受け止められたからだよね。
今はこのレベルだけど、これだけ頑張れば、次はこの辺りに到達するはず。そんな感じで、自分の今のレベルを確認できると、次にどういった練習をしようかなっていう目標を決めやすくなったりするもんね。
まとめ。
というわけでまとめー。
絵を描き始める動機は憧れでも、なかなか自分の理想と出来る事の現実のギャップが埋められないと、考え方がマイナスの方向に向いてしまうんだって感じの話になったね。
うん。で、そのマイナスの感情を悪い意味でこじらせてしまうと、自分の出来る事が素直に認められなくなったり、相手の描いた物に対して良いイメージを持てなくなったりするんじゃないかなと思う。
そのマイナス部分をどう受け止めていけるかが大事っぽいね。
絵を描くための動機として、他人をうらやましいって思う事はありだよ。それって興味が有るって事だから。
でも、他人を羨んで自分を比べてばかりいると前に進めなくなるし、あの人は自分とは違うんだから当たり前!と割り切らないと、絵の上達に時間がかかってしまうのかもしれないね。
というわけで、今回の記事のポイントはこんな感じになりました。
・どっかにあるよね、上手い人への憧れの気持ち。
・自分が思う理想と、自分が出来る現実にはギャップがあることも多い。
・絵が描けると注目されたり、話題の中に入れたりするんだって思っちゃうよね。
・でも、その人達がやってる事って、簡単にできる事じゃなかったりもするよ。
・嫉妬が拗れるとマイナススパイラルに陥ることも。
・うらやみ過ぎると自己評価は下がってしまうかもしれない。