500枚チャレンジ60日目。今月も今日で最終日です!
11月は、週末にモチベーションが下がって描く気が起きないということに悩まされつつも、平日は絵を描こうと思えるようになってきた1ヶ月でした。というわけで、2ヶ月経過した結果、絵は上手くなっているのかというまとめも一緒に、本日の練習まとめをしていきます。
前置き。
「毎日描き続ければ上手くなるんだぞ!」ということを断言するものではありませんが、「毎日描き続けてても上手くはならない」と断言するわけでもありません。
もちろん、やってきた練習は無駄にはなりません。が、作業量をただ増やすことがすぐに結果に繋がるのかというと、そこは疑問が残る部分だと思っています。
また、練習を繰り返す事で絶対に上手くなるという根性論は、間違いでは無いけれどメンタル的に厳しい側面もあるとは感じているので、状況によってはそれは逆効果に繋がる事もあるとも考えています。
楽をして上手くなるためには、理解と技術がキチンと結びつき、それを継続出来る事が重要になってくると考えているので、両方を得るためにはどう工夫するべきなのかを色々試している記録と、効率を考えられずに作業を先行するとこうなるんだという反面教師的に見て貰えるとありがたいです。
500枚チャレンジ2ヶ月経過。始めと比べてどうなった?
練習開始時とどう変わったのかを比較してみます。
練習開始時(2020年9月25日)
現在の絵(2020年11月30日)
描き上がったものとしては、2ヶ月前と後でそれほど変化はありません。シャーペンからボールペンにツールを変えたことで、線は汚くなりました。
ただ、メンタル面では結構大きな変化があります。
まず、描く事に対して嫌だなと思う感情がかなり薄まりました。週末はどうしても、ぼーっとしてしまうため時間を上手く使うことが出来ていませんが、平日に関しては、毎日のルーチンワークとして作業ができるようになりました。
2つめは、絵を描き続けられる人や上手い人に対しての嫉妬のようなものを感じにくくなりました。
練習を始めた頃は、結果が自分の望んだものにならないと感じた時点で、「上手い人は良いな、自分は何であんな風に描けないんだろう」と感じる事が多かったのですが、毎日描き続ける事で、「結果は直ぐに出ないもの。絵が上手くならないのは、自分にまだまだ足りない部分があるからだ」という風に意識が変わってきています。
ボールペンで描くことで、修正が効かない状態を作った事が、自分にとってはプラスに向いたのかも知れません。
練習開始時(2020年9月29日)
今現在(2020年11月30日)
こっちは全然綺麗な線が描けません。でも、落書きができるようになるくらいには、気持ちに余裕が出て来ました。1ヶ月続けてもどう力の入り抜きをすれば線が安定してくるのか分からないですが、元々使っていない方の手なんだからすぐに綺麗な線引けたら奇跡以外の何でもない。
線とは違うのですが、逆の手を動かす事で頭が大分スッキリして、日中の眠気が劇的に改善されています。夜更かしをすればそれなりに眠気はありますが、ある程度規則正しい生活をしている分には、日中は全然眠気が来る事がありません。
あとは、考え事をしているとき、頭がとてもスッキリしている感覚があります。
2ヶ月続けてみて得られたこと。気付いたこと。
1ヶ月目経過で感じていた、毎日継続しないとサボってやらなくなるという脅迫観念は、全く感じなくなった訳ではありません。
ただ、描かないとダメだと思う反面、絵を描きたいから早く紙とペンを用意したいという気持ちの変化は確かにあります。
技術的な変化は未だに実感が得られていませんが、やり方を工夫すれば変化が起こるのかもしれないという気付きが出来るようになった分、行動を起こすということが楽しいと感じられるようにはなりました。
現時点で実感出来ている変化はこんな感じです。
- 継続しないと駄目になるという脅迫観念があるが、焦って嫌になったり、苦しいと感じる事は薄れてきている。
- 平日に限っては、毎日絵を描く事が自然に出来るようになってきた。
- 練習以外の絵も描きたいと思えるようになってきた。
- 歪んでいても練習だから描こうと割り切れるようになってきた。(本番はちゃんと描かないととは思っている)
- 上手い人の絵を見ても、マイナスに感じることが少なくなってきた。
- 反対に、追いつきたいからどうやって描いているんだろうとプラス方向に考えることも出来るようになってきました。
以前は自然に出来ていたことでも、絵を描かなくなったことで出来なくなっていたことですが、強制的に絵を描き続けることで以前のように絵に対してポジティブに捉えられるようになってきたのは良い変化だと思います。
作業が出来るようになると、焦ったり嫉妬したりすることよりも、自分に対してどこまで追い込めるかに意識が向きやすくなるのかもしれない。ただ、これは多分個人差があることだとは思います。
今日の練習内容と素材について
模写の見本は何時も通りのpixabay.comさん。
素描はこっち。
実際に描いてるものはコレ。
実際描いた今日の一枚はコレ。
模写やーめた!って思ったらいつもの女性モデルさんを描くのが、大分楽になってきました。毎日角度が変わってしまうけど、少しずつ美人さんに近づいてくれているのが地味に嬉しい。
今日のクロッキー。
部屋の中を描き描き。
前回と同じ写真でもう一度。そろそろパースから目を背けるのを止めた方が良いんじゃ無いかという風に思い始めてきています。が。まだまだパースを考えると描く気になれない……。もう少しのんびり背景スケッチを継続してみよう。
見本と比べて気付いた箇所は以下の通り。
練習後の一人反省会の結果、気付いた箇所はこういう所でした。
- 全体的にはまだまだ線が雑だけど、形として整えながら線を置くことが出来るように……なってきている?
- 描きたいモデルによって骨格や皮膚のたるみ、表情や動きを意識して描こうという気持ちが大きくなってきている(表現の幅を広げたいと考えるようになってきている)。
- 形を上手く描く事もだけど、動きを見せる事を意識して絵が描きたいんだなぁ……。
- 斜線で影を入れるのは地味に好きなので、そのあたりも少しずつ出来るようになっていきたい。
- 背景は相変わらず苦手意識が強い。
- 補助線を意識しながら座標を探す訓練をするべきだろうなと言う事は気付いている。
- 背景萌え!になるためにどうすれば良いのかを模索中。
正直に言えば、模写が上手い人に対しての嫉妬はあります。でも、どうがんばっても模写は苦しいとしか思えないので、今はそれを考えることをやめました。(そればっかり考えてたら、せっかく描くことが楽しくなってきたのに、つまらなくなってしまうため)
この辺り、どの辺まで描き続けたら変化していくんだろう。結構メンタルに左右されまくってるんですね。絵を描く事って。
今日の逆の手作業。
で、本日の逆の手作業はこちら。
今日の逆の手作業。
毎日同じ事を繰り返しているけど、全然線は綺麗になりません。でも、落書きがちょっと出来るくらいの気持ちの余裕は出てきました。1年後には左右でそれほど差が出ないクオリティになっていれば良いな。
絵の変化だけが見たいんじゃー!って人はこちらから。